世界自然遺産 小笠原諸島  
 母島・乳房山(ちぶさやま/463m)トレッキング  乳房山遊歩道コース説明   
    
日程:2018年11月24日(月) 小笠原旅行:11/21〜26   (掲載日:2019年1月10日)


母島が見えた※

アフリカマイマイ※

遊歩道を登っていく※

道標※

休憩所から海を見る※

ガジュマルの巨樹※

野鳥の水場※

屋根がほぼ無い休憩所※

乳房山山頂※

下りの休憩所※

尾根から海を見る※

植物・花※

剣先山展望台の分岐※

沖港が見えた※

分岐から下って行く※

 *写真はクリックすると大きくなります。 ※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。  乳房山遊歩道入口道標


乳房山は小笠原の有人島の最高峰である。 7:30父島二見港から「ははじま丸」が出港。9:45少し遅れて母島沖港に到着。上陸時に靴の泥落としで海水を浸したマットの上を歩く。母島観光協会でガイドの坂入氏と会う。ガイドと私を含めツアー参加者は6名だ。港から約10分歩き乳房山の西側登山口に着いた。外来種の防除措置として、登山口にあるマットで靴の泥を落とし、それからガイドに靴底に海水のスプレーを掛けてもらう。

10:10スタート。天気は雨模様。地面にアフリカマイマイを発見。母島でも外来種のカタツムリが優勢のようだ。最初は急登で15分毎に休憩した。 道標は0.2〜0.3km毎にあって道に迷うことはなさそうだ。休憩所やベンチも処々にある。戦争中に投下された「爆弾の跡」を見る---深さ4.5mの大穴だ。小雨になったが、天気予報(父島)では止む予報だし、林の中なので、雨具を着ないで帽子で我慢する。眺望が開け向島が見えた。集落跡では、石作りの竈、サトウキビを煮詰めた釜等が残っていた。集落を囲んで植えた外来種のガジュマルが繁って巨樹となり不気味だ。国有林の看板があり、乳房山エリアは林野庁管理のようだ。
11:26道標では乳房山まで1.0kmだが、この先は結構距離があった。野鳥の水場になる皿が道脇各所に置いてあった。鉄の梯子を登って、11:52休憩所に着いた。屋根は茅拭きのような草が1/4しか残って無く雨宿りが難しい。雨具を上だけ着る。海と小富士が霞んで見える。道標では乳房山まで0.5kmだが、まだ遠かった。雨が強くなり、ガイドもカッパを着た。11:25乳房山山頂に到着したが、ガスで全く眺望がない。三等三角点だ。

休まず道を進む。道の崩壊防止のためか長い木橋を渡って行く。樹木のマルハチがあり、謂われの葉柄痕が明確だった。鉄製のグレーチングの橋を渡る。13:05休憩所に着く。屋根の草が全部無く雨の下で、支給された弁当を食べた。ここでザックカバーを付けたがザックは既に水浸しだった。道標では登山口まで2.5km。風が強い吹きさらしの尾根を13:40通過。雨が小降りになり小富士、沖港が霞んで見えた。固有種の樹木、花などの説明を聞きながら、塹壕跡など通過して下って行く。15:04剣先山展望台の分岐に着く。展望台から沖港が綺麗に見えた。分岐で休憩中にガイドがメグロの鳴声だと言うので林を探るが姿は見えなかった。ここからの下りが急な木の階段で、壊れた石段もあり滑らないように注意する。15:48登山口に到着した。
GPS行程軌跡図
今回は山頂からの眺望が無く、色々説明されたが樹木や花を覚えきれず、固有種のカタツムリも見ることができず残念だった。
(記 松井敏夫)
    
 前日の父島・千尋岩トレッキングの記事はここ ←クリックしてご覧下さい。