-深田クラブの紹介と入会案内-
    深田クラブについて         2020年4月改

1.深田クラブとは      
  
その名のとおり、山をこよなく愛した作家、故深田久弥の「人となり」、「文学」、そして「山への接し方」を愛し、共感する者たちの親睦と情報交換のための会です。すべてのことがらが合理的で機械的に変化していく現代にあって、登山の世界もよりドライな方向に変わりつつあります。しかしそうしたときだからこそ、わたしたちは深田久弥が示した、愚直で思索的で多少ウエットで限りなく好奇心に満ちた山登りを実践してゆきたいと考えています。

  わたしたちのある仲間は、日本百名山をはじめ山岳に恵まれたわが国の名だたる山を登り尽くしています。ある仲間は地域のすばらしい山を他会員に紹介するために骨をおってくれています。ある仲間は自ら登った山を文学的紀行として会報に投稿しています。ある仲間はひたすら「深田久弥という人のファン」として会員資格を得ています。ある仲間は百名山に見向きもせず深田久弥とその文学に没頭しています。ある仲間は国内にあき足らず海外の山に登っては他会員に紹介しています。そしてほとんどの仲間は、山以外に「写真」「短歌」「俳句」「音楽」「絵画」「エッセイ」「きのこ同定」「囲碁」等々の趣味を併せ持ち、会の中で披瀝してくれます。


 
そんな個性豊かな仲間が集うのが「深田クラブ」です。創立は1974年6月、会員は首都圏、近畿圏を中心に北海道から九州まで広がる。  2020年4月4日現在 会員84名、 会長:山本 進吾

山の専門誌『岳人』(2005年6月号)に掲載されたクラブの紹介記事  

山の専門誌 『岳人』 2014年2月号に掲載された「深田クラブと日本二百名山誕生の背景」
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2.活動及び運営について
 
活動及び運営は、一般の社会人山岳会や山の会などとはやや異にし、会員同士の親睦や情報交換にウエイトをおいたカルチュア・クラブ的な行き方をしている。
  主な内容は次のとおりです。
  ・総会――深田久弥の命日(3月21日)前後に総会と総会山行を行う。
  ・会合――親睦例会(8月に講演等兼ねた暑気払い、12月に忘年会)を行う。
  ・会報――「深田クラブ会報」を年2回発行する。
  ・クラブニュース――毎月1回発行する。
  ・地方会員によるシリーズ山行(みちのく、信州、甲州、近畿など年4〜5回)を行う。

 
・清掃登山及び会員による呼びかけ山行。
  ・深田久弥関係行事への協力と支援:茅ヶ岳の麓の深田記念公園(韮崎市)で開催される「深田祭」や「深田久弥を愛する会」(加賀市)の主催の行事など


3.出版及び執筆関係
 1987年9月 『日本二百名山』を昭文社より刊行。第7版まで刊行される。
 1997年5月〜1998年12月 「海外悠遊山歩き」と題して、中高年でも比較的容易に登れる海外の名山 を山岳雑誌『岳人』に連載する。
 1999年9月 『深田久弥の研究 読み、歩き、書いた』を新ハイキング社より刊行。
 2001年7月 「日本百名山の自然環境に関する調査内容」を山岳雑誌『岳人』に掲載。
 2002年1月〜8月 朝日新聞社刊『週刊 続日本百名山』のビギナーのための登山ガイド記事を会員が執筆。
 2012年3月 35周年記念プロジェクトとして、高齢者に相応しい山を全国から100選定した『シニア百山』を刊行。
 2018年4月 朝日新聞出版から改訂新版「週刊・日本百名山」(第51〜80号)のコースガイドを会員が執筆。

4.海外記念山行
 1982年1月 創立10年記念海外山行 台湾玉山登山
 1988年5月 創立15年記念海外山行 韓国ハンラ山登山
 1994年6月 創立20年記念海外山行 ハワイ島マウナケア・ハイキング
 1997年4月 オマーン・ハイキング    最高峰ジュベルシャムス・ハイキング
 1999年9月 創立25年記念海外山行 バリ島バドゥール山・ハイキング
 2009年1月 創立35年記念海外山行 オーストラリア・コジウスコ山・ハイキング
 2013年7月 創立40年記念海外山行 オーストリア・アルプス・ハイキング(ドイツ最高峰ツークシュピッツェ等)
 
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