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前年に訪ねるもゲートが閉まっていて断念した釜臥山(恐山)を再訪する事にする。東北道から八戸道を走り、八戸インター手前の折爪SAで車中泊して、昨年涙を呑んだゲートに到着したのは6時だった。今度はゲートが空いていた。喜び勇んで車を走らせると、さらに奥にゲートがありがっちり閉まっていた。がっかりしたが、といって今年も諦めて帰るという訳にはいかない。ゲートを抜けて歩いて登ることにした。
歩き始めは6時35分。すぐ先に立派な小屋がある。地元の社会人や高校の山岳会が協力して立てたものだそうで、内部も清潔で素晴らしいロッジである。50分ほど歩いたところでふたたびゲートがあった。案内には8時30分から21時30分までゲートが開くとある。だが8時半まで待っていられない。下を潜って登ることにした。10分で展望台の駐車場に着く。本来ならここまで車で来られたのだ。
手入れの悪い遊歩道を登る。マルバダケブキ、ヤマハハコ、ハクサンシャジン、オニアザミなどが咲いている。16分で釜臥山の山頂に立った。兵主神社の古い石祠と釜臥山嶽大明神を祀る新しい石祠がある。一等三角点標石もあった。奥には釜臥山スキー場からの登山道も上って来ていた。眼下にむつ湾が見え、自衛艦が出航して行くのが眺められた。
(記 山本 進吾)
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