シニア百山18 真昼岳 24年5月25日(金)登頂 晴 (掲載日 2012.6.2) |
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*写真はクリックすると大きくなります。 シニア百山に選ばれた真昼岳に行ってきた。 秋田新幹線大曲で下車、水産会社が古民家を移築した大きな蕎麦屋で昼食。バスで30分ほどの美郷町の湧水群を散策、滾々と湧き出る水の綺麗なのに驚く。プールがある千畑温泉のサン・アールに宿泊。予定していた峰越林道は秋まで通行止めになっているので、赤倉登山口からピストンすることにした。 翌朝、登山口を入るとすぐニリンソウの群落やジロボウエンゴサクが出迎えてくれ、20分ほどは小さい川の徒渉を繰り返し1時間弱で石台に着く。ブナの林に囲まれ新緑が美しい。しばらく緩やかな登りが続き、シラネアオイが大きな花びらを広げ、白や紫のキクザキイチゲ、カタクリ、ショウジョウバカマ、オサバグサが白い花を揺らして北国の春を飾る。稜線近くなると右前方上に大きな真昼岳が見え心が弾む。やせづるの崩壊地に1時間ほどで到着。視界が開け遥かに和賀岳が残雪を抱き堂々と横たわり、30分ほどで縦走路に出て、程なく真昼岳の山頂についた。 山頂はお社が入った避難小屋があり、左右には起伏を這うように縦走路が続いている。眼下には美しく整った田園風景が広がりブナ林からの豊富な水を湛えて、清浄な水資源を守る美郷町の豊かな生活が窺がえ、気持ちの良い登山であった。(伊東敬子 記) |