甲州百名山 の笹山(2733m)
     日程: 2009年9月6日〜8日
         (掲載日:2009.10.5)

内河内川沿い登山道

内河内川沿い登山道

転付峠下の水場

転付峠

林道跡のガレ場

早朝の悪沢岳

林道跡のガレ場

奈良田越

白剥山頂上

山中の標識

前方は笹山の山頂

笹山の山頂

山頂から北岳

山頂から塩見岳

山頂から富士山
 *上の写真はクリックすると大きくなります。

 今年9月6日〜8日、当クラブの瀧澤会員と2人で山中に2泊して登った。
 笹山は南アルプスの急峻な山懐に抱かれた奈良田温泉の真西約5kのところにある。奈良田温泉から奈良田越へ登る山道は既に廃道となっているので、広河内岳から稜線を南下するか、または伝付峠から北上するしかない。私達はテント持参で伝付峠から往復した。

 6日(日)、東京を早朝に立ち、富士川街道の上沢から県道37号線に入る。新倉のトンネルの手前で内河内川に沿って左折する。2Kmほど行くと通行止めの標識があり、そこに車を置く。
 登山道は内河内川に沿って登るが、木製の橋は壊れかけたものが多くて注意を要した。転付峠を越して30分ほど歩き、見晴らしの良い場所にテントを張った。車止めから5時間かかった。夜中は鹿の鳴き声を聞き、朝は南アの景観が印象的だった。

 7日(月)、5時半出発。転付峠から奈良田越まで荒れ果てた林道跡を歩く。草や落葉松が生え、崩壊地、ガレ場があり、所々ルート・ファインデングを要した。ひたすら林道跡を6km歩いて奈良田越に着く。林道はここから静岡県側へ下る。奈良田越からは稜線上の山道となる。白剥山頂(2237m)には東海パルプの立派な標識があった。笹山の山頂が見える辺りからルートが判り難くなるので要注意。昼過ぎに笹山の山頂についた。山頂からは富士、北岳、聖、荒川、赤石などの展望は素晴らしい。往路を戻り、テント着は16時半。

 『山梨百名山』(山梨日日新聞)によると、「篠山への登山道はなく、熟達者向・・・」となっているが、登山道や林道があり、所々に標識があった。登山道、木橋や林道は荒れて厳しい山だったが、幸い天候にも恵まれ、思い出に残る山行であった。(作成者 青木広茂)