エチオピアのシミエン国立公園 (2007年11月16〜28日) 掲載日: 2007年12月20日 |
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*写真はクリックすると大きくなります。 今年の11月、エチオピア北部のシミエン国立公園(ユネスコ世界遺産)に行った。タナ湖の北東約110kmの一帯に広が.る当国立公園には、エチオピアの最高峰ラス・ダッシェン山(4620m)を初めとして高山が続く。「アフリカの天井」とも呼ばれ、独特の動植物の種類も多いが、絶滅の危機に瀕するものもある。ワリアアイベックス、ゲダラヒヒ等を目にすることが出来た。ジャイアントロベリアはいたるところにあった。 *エチオピアは次のような国である。 1. 人類発祥の地。通称「ルーシー」と呼ばれる人間の祖先350万年前の女性の 骨がゴンダールの博物館にある。 2. 世界最古の国の一つ。シバの女王の国である。 3. コーヒー発祥の地。水コーヒーやエチオピア式コーヒーを楽しめる。 4. 優れたマラソンランナーの国。 オリンピック金メダリストのアベベ選手、女性ランナーのロバ選手でおなじみ。 5. 1920年代初頭に日本と国交を開いたアフリカで最初の国 エチオピアについての私の感想は、言い表せないことが多くて簡単に書ききれない。荒涼とした台地は耕されて、段々畑が4000m近くまでも続く。村人たちはそのなかで水、電気、窓もなく、極めて素朴な生活を営んでいる。それらの風景を見ながらのトレッキングは楽しかった。 だが、昔ながらの素朴な生活と今後の開発のバランスがどのようになるか心配であった。素朴な人達の眼差しが心に深く残った。(三井吉由江 記) |