チロルの山と花の旅 ( 2007年7月 )
                 掲載日: 2007.8.29

ノルトケッテ


ノルトケッテ


アクサマーリツーム


アクサマーリツーム


ゼーフェルダーヨッホから
ライターシュピッツェ

ゼーフェルダーヨッホから
ライターシュピッツェ

ガイスラッハコーゲル


ガイスラッハコーゲル


セルデンからフエント


オーバーグルグル

*上記写真はクリックすると大きくなります

 10日間の旅でしたが天候に恵まれ、ゴンドラやリフトを乗り継いで短時間で、チロルの山々の雰囲気と沢山の花を満喫しました。なお、チロルはオーストリア西部とイタリア北部に亘り、オーストリアのチロル州の州都はインスブルック。
 13日: ミュンヘン空港から専用バスで3時間のインスブルックへ。
 14日:ノルトケッテへ
 インスブルクのフンガーブルクからロープウエイを乗り継いで10分ほど登ると、ハーフェレカースピッツエ頂上。360度の展望で、南側にはイン川を挟んでインスブルックの街が広がっている。羊の群れに感動した。

 15日:アクサマーリツームからノックシュピッツェ
 アクサマーリツームは冬季オリンピックが開かれた所で、中央駅から定期バスで50分ほど。リフトで2,035mまで上がり、ノックシュピッツェ山頂まで約2時間歩く。エーデルワイスやアルペンローザなど色鮮やかな花を見ながら、いつの間にか山頂2,404mにつく。緩やかな草原はひろびろとしてさわやかな風か吹いていた。

 16日:ゼーフェルダーヨッホからライターシュピッツェ
 中央駅からケーブルの乗り場までバスで30分。登山電車のように大きなケーブルカーとロープウエイを乗り継ぐと方位盤があり、360度チロルの山を展望する。砂礫の山道を40分程登ると十字架の立つゼーフェルダピッツェ(2,220m)山頂に着く。海水着のような格好で肌を真っ赤にしたハイカーが多い。三角形の形の良いライターシュピッツェが目前に迫る。専用バスで約1時間半のセルデンの町へ向う。

 17日:ガイスラッハコーゲル
 セルデンからロープウエイを乗り継いで3,056mの山頂へ。狭いが、少し下に広い展望台がある。遠くに氷河を抱く一段と高い山が連なっていた。中間駅までゴンドラで戻り、セルデンまでトレッキング。色鮮やかな高山植物の種類は多い。ベンメールを見つけココアの匂いに感動した。

 18日:テーヘンバッハグレーシャーからフエント
 セルデンからポストバスでヨーロッパで最も高いトンネルを抜けるとすぐの終点は2,780m。周りの山と可憐な花をカメラに収めながら歩く。フエントの町を見ながら昼食。山道を自転車で駆け抜ける青年に拍手。

 19日: オーバーグルグル
 予定していた2基のロープウエイが工事中のため麓からハイキング。登り始めると雪を被った山が光リ、足元にはワタスゲが咲く。滝を通り過ぎ草原で昼食。奥深い長閑な村の風景が心に残った。    (伊東敬子 記)