アンナプルナ街道を歩く (ネパール) 2007年4月10〜25日 ( 掲載日:2007.5.16) |
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*写真はクリックすると大きくなります。 ●4月10日〜25日、ネパールのアンナプルナ街道を歩いてきました。 コースは次のとおりです。 ポカラ(標高820m)→(飛行機)→ジョムソン(2720m)→カグベニ(泊)→ジャルコット(泊) →ムクチナート(3802m)往復 →エクレブハッチ(泊)→マルハ→(泊)〜ナウリコット(泊)→ガサ(泊)→タトパニ(泊)→ベニ→ポカラ この辺りのかつての山小屋は、ホテルやロッジに名が変わり、驚いたことに、シャワー(かなりいい加減)やトイレ付の個室になっていた。電気も通り、デジカメの充電もできました。 ポカラからジョムソン行きの飛行はダウラギリやアンナプルナに迫るように谷間を飛び、山頂が窓一杯に広がって大迫力だった。ジョムソン空港に降り立つと、ニルギリ(7061m)の直下で、いきなり凄い景観の中に放り出された。 広い道路上は、荷揚げのロバやポーター、羊などの動物の群れ、行きかう人々、それらの中をタクシーと称して人を乗せてたオートバイが飛び回り、落ち着かなかった。ベニからジョムソンまでの道路は建設中で、あちこちで工事をしていた。全線に車が入る日もそう遠くないようだ。 それにしても、ダウラギリ山群とアンナプルナ山群の8000m級の山々に挟まれた、マルハからナウリコット辺りのコースは、天を突く白銀の山と長閑な山村風景が対比して圧巻である。時は春、リンゴの花、石楠花、その他色々な草花が咲き誇り、夢のようだった。これは世界で一番素晴らしい景観ではないかと思った。 もし、アンナプルナ街道に行きたいと思っている方がおられたら、道路が完成する前がいいと思う。日本の昔の山村のような人々の暮らしぶりや、長閑な環境が残っている内に訪れてみて欲しい。アンナプルナ街道は「夜明け前」寸前である。 (三井吉由江 記) |