花に彩られた日光・高山
      (1667.5m)

        2005年6月1日作成

新緑とツツジ

ツツジの群落

シャクナゲ

ミズナラの新緑
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 5月29日(日)東部日光駅からバスに乗り継いで、龍頭の滝上で下車。
 さわやかな風が吹いて心地よい。龍頭山の家の前から登山道に入ると、カラマツの林が整然と並び足元にはコバイケイソウが葉を広げ瑞々しい。暫く進むとトウゴクミツバツツジが斜面を彩り、華やかさに息をのむようで一同立ち尽くす。峠に出て右に折れると今度は満開のシャクナゲが迎えてくれた。山頂まで次々と現れるシャクナゲが心を潤す。

 高山の山頂は林に囲まれているが明るい広場だ。雪の残る白根山、男体山、太郎山など日光の山々が新緑の木々の間から望まれる。三等三角点が二つあり一つは御料林の三角点だった。山頂を越えて、足元に気をつけながら下山すると、トウゴクミツバツツジの群落が陽を受けて一段と華やぎ、時々清楚なシロヤシオが混じり紅白入り乱れて美しい。まだ硬い蕾もあって当分楽しめそうである。

 無名峠の辺りはミズナラの新緑がすがすがしい。ここは小田代原と中善寺湖畔の熊窪への分岐である。左手の湖畔への道に進み、木洩れ日の道を歩いて湖畔に到着。千手ヶ原から戻る多くのハイカーに出会う。湖畔の道は多少アップダウンがあり、木の根を守るためか道の改修中で真新しい材木が用意されていた。ミツバツツジやシロヤシオの花が見事であった。

 赤岩を巻き、プリンスホテルをすぎると、間もなく龍頭の滝入り口のバス停に着いた。花に包まれた山を歩き、満ち足りた心地で帰路についた。(作成者 伊東敬子)