冬のソナタ 丹沢通信@
       
 
2005年1月20日作成

山頂を目指して(花立)

ブナ林の中の単独行者

風雨の中のブナ林(5月)

新緑のブナ林(5月)
 *写真はクリックすると大きくなります
 今日は大寒、1年中で最も寒い日だとか。寒中お見舞い申しあげます。
 早いもので、この冬も半分過ぎましたね。
 そろそろ梅、そして桜、チューリップ、新緑・・・・・

  先週初めに丹沢を歩きましたが、山麓の大倉では既に梅が咲いていました。土、日は雪がかなり降ったようですが、見晴茶屋は雨だったそうです。
  堀山から上は新雪を踏みしめて1人行く。花立あたりまで来るとかなり深い雪になった。風もそうとう強い。お陰で雲は吹き飛ばされて、空が青い。塔ノ岳、丹沢山、蛭ガ岳の展望があまりにも素晴らしいので、三脚を立てて撮る。雪一色の世界に変化を持たせる為に、自作自演。行きつ戻りつしながら、何度か繰り返す。(上の写真をご覧下さい)

  強風で雪が締まって、もぐらないので、歩き易い。左手には富士が聳えている。塔ノ岳山頂からの今年の初富士も良かったが、誰もいない山で見る富士は殊に厳かである。
  金冷やしから左折して鍋割方面に向かう、トレースがなくなり雪にもぐる。2〜300m行くにも時間がかかった。僕の好きな場所のブナ林に着いて、まず、ブナとの対話。そして撮らせてもらう。花立同様に三脚を立て自分を撮る。何度か繰り返して、納得行くのが撮れたようだ。すっかり葉を落として、春を待ちわびる冬枯れのブナは、初夏には見事な緑葉を付ける。首都圏にあって、自然がいっぱいのこの丹沢ブナは、私たちの貴重な宝である。

 仲間たちと開く下記の「山の写真展」では、華やかなアルプスや富士山もよいが、私は敢えて地味な丹沢の良さをアッピールするためその作品を出した。 丹沢に近い相模原に住んで30年。自然が豊かな丹沢の息吹を発信して、その素晴らしさを皆さんと分かち合いたいものです。(作成者 外間喜明)

  第20回「グループ・ド・モンタニュ 山の写真展」の開催について
  場所: 町田市国際版画美術館 Tel 042-726-2771
  開催期間: H17年1月26日(水)〜30日(日)10時〜18時まで(最終日は17時まで)

  皆様のご来館をお待ちいたしております。