越後シリーズ
 「未丈ケ岳
(1553m)」山行

       実施日 2004年10月9日(土)〜10日(日)
                      (掲載日 2004.12.16)

位沢避難口

右は越後駒、左は中ノ岳

山頂付近の紅葉

山頂付近の憩い
        *上の写真はクリックすると大きくなります。

 台風一過、一転して絶好の秋日和に恵まれた。
 大型台風22号の予想進路は新潟を外れていたが、首都圏は直撃だった。そのため9日の首都圏交通機関の運行が気になつた。それに家庭の心配も重なって、前日に参加のキャンセルが相次ぎ、主催者はご苦労だったようである。結局のところ、小出駅前の旅館に11名集合。大阪の山城さんや仙台の木村さんのお顔を拝見した時は嬉しかった。
 私は、リーダーから山行中止の連絡がないので、雨が降りだす前の午前中に自宅をでて小出へ向かった。小出についたら雨がかなり降っていたが、当地では首都圏のように台風到来に大騒ぎしている様子はなかった。当台風に対する受け止め方が大きく違っていた。

 夕食後の懇親会では、越後シリーズの恒例になった渡辺さんの版画抽選や、また、これも恒例になった田中さんの「越の寒梅」、及び梅園さんのワインで座は盛り上った。
 翌10日は、台風は東に外れて新潟には全く影響がなかった。昨日までの雨が嘘のように、早朝から秋晴れとなった。宿から6時に2台の車でシルバーラインの位沢避難口に向かう。そこで宿で用意してもらった朝食をとり、山頂を往復した。紅葉が始まった頂上付近の草原で、昼食をとりながら、360度の展望を楽しんだ。

 私は始め、未丈ケ岳は沢を渡るところが何箇所もあるので、雨による増水で、多分渡れないだろうと半ば諦めていた。ところが、意外にも意外、増水も沢水の濁りもなかった。
 鷲澤リーダーによると、「この辺りはブナなどの原生林が鬱蒼と繁っているので保水力があり、あの程度の雨では増水はしない。また、この辺りは熊による被害もない」とのことだった。山における森林の大切さを再認識した。
 小出駅前で午後4時過ぎに解散。新潟の諸兄には大変お世話様になりました。(吉田記)
 参加者 鷲澤(L)、高辻(SL)、田中、吉田、梅園、高羽、渡辺、中島、山城、海老沼、木村、11名。