山旅の思い出206

 
 安曇野で桜の里山を登る (光城山:912m)

     日程:2022年4月16日(土)  (掲載日:2025年4月20日)


安曇野から見た光城山

光城山の登山口

桜の下を登り始める

登山道を振り返った処

山頂直下の桜

まるで天国への階段

光城山の山頂に到着

山頂に建つ社

賑やかな山頂

桜越しに安曇野を眺める

 *写真はクリックすると拡大します。 *地図 光城山:(出典:国土地理院サイト)  


 光城山は松本の北、安曇野の田園地帯の東側にある標高912mのありふれた里山の一山ですが、桜の季節になると登山道は人で埋め尽くされます。麓から山頂へ向かって伸びる登山道が、桜のトンネルになっているのです。この光城山を2022年4月16日に訪ねました。この年は開花から満開になるまでの期間が短く、登山口付近は既に葉桜でしたが少し登ると、満開の桜の下を進む様になります。桜の下を登る階段は、まるで天国への階段の様でした。登山口から桜の下を歩いて約30分、光城山の山頂に到着します。山頂一帯も桜が沢山植えられて、桜の下では沢山の登山者が御弁当を広げていました。桜の木々の間からは安曇野の田畑が見下ろせる、気持ちの良い場所でした。
 戦国時代に光氏(ひかるし)が山城を築いていた事から、光城山と名付けられたこの山に、大正時代2000本の吉野桜が植えられます。春になると麓から桜の花が咲き上がる光景は、地元では「昇り竜」とも呼ばれているそうです。桜を愛でながら安曇野と北アルプスを望む事が出来る光城山。春になると訪れたくなる山です。

                                               (記 平尾 肇)