名前にあやかりたい不老山(928m)に登る
    駿河小山駅〜(バス)〜明神峠〜湯船山〜不老山〜大久保山〜神縄断層〜駿河小山駅
 
         日程:2023年6月4日(日)   (掲載日:2023年6月15日)

       

駿河小山駅

登り口※

緑の登山道※

湯船山

苔むすテーブル
              

ヒメウツギの花※

サンショウバラの丘から不老山※

I 氏の看板※

世附峠のトイレ

不老山山頂

サンショウバラ※

生土分岐

大久保山山頂

神縄断層の看板

ゲートを潜る

 *写真をclickすると拡大する ※付きは拡大写真をclickで更に拡大。 不老山登山コース(出所:静岡県観光協会HP) 大久保山の位置図


台風2号が去っての晴れをねらって6月4日、サンショウバラの自生地・不老山(928m)に登った。
駿河小山駅から土日祝日限定のバス(8:50発)で明神峠(9:15)に上がる。ヤマビル防止の虫除けスプレーを足元に散布して、登山口から緩い階段状を登る。緑の輝く樹間の道をのんびりと登って行く。 急登をひと登りすると二等三角点峰・湯船山(1041m)10:08に到着した。展望はない。気持ちのよい尾根道を上り下りすると、苔むすオブジェのようなテーブル、椅子(11:15)があった。白い花が満開のヒメウツギの群落を通りサンショウバラの丘(11:40)に着く。目の前に不老山が大きく横たわっている。

丘から少し下ると世附峠(11:47〜12:00)で出た。嘗てI氏が作成したユニークな道標が残っていて、氏がこよなく愛した不老山の自然を守りたいという熱意が伝わってくる。簡易トイレが設置されていて女性には重宝されていた。昼食は不老山々頂と決めて、ひと踏ん張りである。不老山南峰に到着(12:37)先を急ごう。ベンチに座るハイカーの姿を認めると不老山だった。待望のサンショウバラが見事に咲いていた。サンショウバラとは別名「箱根薔薇」とも言われ、日本固有種で富士箱根地区に分布し山地に生育し、花期は6月といわれる。

山頂でバラを愛でながらゆっくり昼食と洒落込む(12:43〜13:07)。さて、下山である。今回の目的の一つは我が名前を冠する「大久保山」(614m)に登ることである。金時公園への分岐を右に分けて生土(いきど)方面へ進むと急坂の下りが待っていた。バランスに注意して慎重に下る。鉄塔を過ぎると生土山分岐(14:03)である。ここから主尾根を外れ、大久保山を往復する。山頂は山名も無く、薄暗い中にこんもりとあった(14:13)。分岐に戻り(14:23)すぐ林道に降り立った(14:26)。林道を下って行くと14:51に神縄断層に着いた。ここは伊豆半島の衝突現場だ。ゲートを潜り、車道をひたすら歩き、駅に戻ると15:58発の電車が待っていた。 (大久保 博 記)