日本三大霊場の恐山から望む端正な山・大尽山(おおづくしやま)827mに登る
       自然歩道入口・湖畔駐車場→←大尽山登山口→←一体地蔵→←大尽山:往復
    
     日程:2022年10月23日(日)〜24日(月)   (掲載日:2022年11月11日)

       

むつ矢立温泉拡大写真なし

駐車場にある登山口

季節外れのミズバショウ

分岐にある道標

道標
              

一体地蔵

一体地蔵尊

一体地蔵から山頂を仰ぐ

紅葉

三等三角点

山頂で 拡大写真なし

山頂から宇曽利山湖※

釜臥山※

恐山菩提寺前

宇曽利山湖から大尽山

 *写真はクリックすると大きくなります。※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。 大尽山の地図(出所:地理院地図)


参加希望者のキャンセルなどが相次ぎ中止も検討された。ただ、シリーズ山行としては少人数であったが、予約等の手続きの関係もあり、霊場・恐山が見渡せる大尽山登山に期待した参加希望者により遂行された。

23日、JR七戸十和田駅に集合してレンタカーを借りてTさんの運転で「むつ矢立温泉」に向かう。途中、時間的に余裕があったので尻屋崎(しりやざき)に向かった。寒風が吹き荒び 灯台の入口は封鎖されていて登ることは出来なかったが、寒立馬(かんだちめ)たちの姿に癒された。宿のむつ矢立温泉はリーズナブル、御主人が今朝獲ったヒラメの尾頭付きのお刺身や マグロ、ホタテ、イカ、生牡蠣等海の幸満載の料理に舌鼓。ビールがノドに吸い込まれるようだった。温泉は少し熱めだったが、朝6時の開業から地元の人で賑わっていた。

翌24日は、天気予報が外れ、朝から晴れている。矢立温泉前で集合写真を撮り7:30に車で出発。湖畔駐車場(8:05)そこから大尽山登山口まで湖畔沿いに歩く。湖畔の湿原では不思議な ことに湿原一面にミズバショウが青い葉を出していた。大尽山登山口9:15〜9:20。大尽沢に沿って登っていく。ブナが立派だ。紅葉も盛りで綺麗だ。一体地蔵(いったい)に10:55到着、 10分の休憩。少し離れた場所に一体のお地蔵さんが祀られていた。ここから見える山頂はまだまだ遠くに聳えている。尾根沿いに登る。はじめは緩い登りだが、急登になり部分的に垂れ 下がるロープに助けられる場所もあった。やっとの思いで山頂に(11:40)着いた。先ずは三等三角点にタッチ。この世とあの世の境をなすという大岩に上がると宇曽利山湖(うそりやま) が眼下に見えた。恐山の賽ノ河原が白く輝いていた.目の前に釜臥山(かまぶせ)がどっしりと、東に遠く尻屋崎、西に津軽半島、南東に陸奥湾、北に微かに北海道と360度の展望であった。

慌ただしく昼食し、12:10に下山を開始する。一体地蔵で突然の雹が降り出し吃驚であった。慌てて雨具を着けた。登山口(14:00〜14:05)、駐車場(15:10)下山した。恐山の宿坊に泊まるKさんは菩提寺の門前で下車し、高速バスで帰るOさんは野辺地駅まで、残りのメンバーは新幹線駅の七戸十和田駅までTさんに送って貰って、パワーを頂いた有意義な山行の幕を閉じた。
     ( 記 大久保 博 )