*写真はクリックすると大きくなります。※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。 福地山の地図(出所:地理院地図)
平成16年に地元有志の尽力で開設された登山道で展望に秀でた福地山に登ってきた。5月27日、静かな平湯キャンプ場にテントで泊まり、ひらゆの森・日帰り温泉に浸かった。
28日、キャンプ場から平湯バスターミナルまで徒歩10分。7時発のバスの乗り、7時10分に福地温泉下車、登山口(940m)は目の前である。登山口とは反対方向に昭和の雰囲気漂う朝市が開かれていた。なお、登山者専用の駐車場は朝市の先にある。7時25分登山口を出発した。登山口からスギやヒノキの植林帯の穏やかな道を幾度か曲がると広葉樹林帯になり焼岳展望台の東屋に7時55分到着した。しばし休憩。東屋近くに「獣出没注意・これより24カーブで第1分岐」の道標があった。
ジグザグに登っていくと尾根コースと谷コースの分岐に8時44分に着いた。尾根コースを行く。急斜面であったが展望はよい。1381mの第一展望台8時58分、焼岳や穂高連峰が望まれた。程なく飛騨で社会教育を行った哲学者・篠原無然の像が佇む無然平に着いた9時05分。なおも着実に高度を上げていくと第二展望台(1520m)を通過し、分岐地点では第三展望台は帰りに寄ることにしてショートカットの道を行くと第四展望台10時01分着、乗鞍岳展望台である。山頂まであと一息と言い聞かせて登ること10分、10時14分やっと1672m福地山に登り着いた。広く開かれた山頂からは目の前の大パノラマ、槍・穂高連峰が展開する。雪をかぶった笠ヶ岳も顔を覗かせている。景色を愉しみながらランチタイムとしてラーメンとコーヒーを堪能した。山頂に続々と登山者が到着して賑やかだ。
10時50分腰を上げた。下りは第三展望台に寄って福地壁を眺めた。福地の「一ノ谷」は、サンヨウチュウなどの化石の産出地として国の天然記念物に指定されている。登山口には12時58分に戻った。バスの時間まで化石館(無料)に寄った。
また、キャンプ場から900m先にある日本の滝百選の落差64m・平湯大滝を見学して帰宅した。 ( 記 大久保 博 )
|