二百名山「小秀山」と「安平路山」
   乙女渓谷キャンプ場、夫婦滝、兜岩、小秀山山頂、避難小屋(泊)を往復、⇒(車移動)⇒
  摺古木自然園休憩舎(泊)、摺古木山、シラビソ山、避難小屋、安平路山山頂を往復
    
       日程:2020年8月1日(土)〜3日(月)   (掲載日:2020年9月30日)

       

立派な桟橋

夫婦滝(男滝)※

カモシカ渡り

小秀山山頂※

夕方の御嶽山※
              

早朝の御嶽山

摺古木自然園休憩舎

摺古木山山頂

表示は「白ビソ山」

笹薮の道

小屋近くの水場表示

沢の水場表示

安平路山山頂

避難小屋看板

安平路山と避難小屋※

*写真はクリックすると大きくなります。※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。 小秀山コース図  安平路山コース図


二百名山完登に向けて経ヶ岳から始まった今夏の山旅だが、これを中央アルプスの北端とするなら、南端には安平路山がある。この南信の二百名山をレンタカーで巡った。

中津川でレンタカーを借りて、まず小秀山に向かい、二ノ谷コースに入る。乙女渓谷キャンプ場から滝を巡る立派な桟橋を行き、落差100mという夫婦滝を眺め、急登を喘ぎ登る。カモシカ渡りという細い岩稜を越えると下山に取る三ノ谷コースが合わさる。しばらくで兜岩。そこからは緩やかとなり小秀山山頂に到着。御嶽山が間近に見える。すぐそばに秀峰舎という避難小屋がある。翌朝、御嶽山に別れを告げ下山。「おんぽいの湯」に入り、飯田経由で大平宿へと向かう。東沢林道が心配であったが、だいぶ奥まで入れ、工事中の橋の手前に駐車し歩くこと35分で摺古木自然園休憩舎だった。

翌日、笹薮対策で雨具上下を着て歩き出すが、深い笹と朝露ですぐにびっしょり。小沢を何度も横切って分岐に着き、摺古木山へ直登する。残念ながら霧で景色はない。一旦下ってシラビソ山へ登り返す。緩やかな長い山稜が下りとなれば安平路避難小屋の赤い屋根が目に入る。扉が開かない。少し行くと水場の標識があったが、さらに進むとすぐ右下が沢で、よい水場となっていた。いよいよ最後の登りに差し掛かると笹薮のない所もあって、なんと楽なことかと思う。急登をひと踏ん張りで待望の安平路山山頂だった。周りは背の高い笹に覆われ、展望皆無。でも満足感に浸って土産の水を汲み、避難小屋に戻ると晴れてきて山頂が望める。感慨深く眺める。再び笹薮との格闘を経て摺古木山頂に戻り、風穴山を巻く道を気分よく歩く。 南木曽で温泉に入ったら脇腹にダニが食いついているのに気づき皮膚科で処置をしてもらって帰途についた。 (記 荒井正人)