足利城(両崖山)から天狗山(258.7m)
足利市駅→織姫神社→鏡山→足利城本丸跡(両崖山)→天狗山→富士見岩→ばん阿寺→足利学校→足利市駅
    
       日程:2020年9月8日(火)   (掲載日:2020年9月18日)

       

渡良瀬川から勧農城

織姫神社への階段

織姫神社※

鏡山

日影の温度計
              

硯岩

両崖山山頂※

天狗山三角点※

天狗山神社

富士見岩から太田金山城

道標

ばん阿寺楼門

ばん阿寺※

足利学校孔子廟

足利学校方丈

*写真はクリックすると大きくなります。※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。 天狗山コース図(出所:足利市観光協会)


台風10号が日本から去った翌日の9月8日、足利氏ゆかりの城址をたどった。足利城は藤姓足利氏の始祖・藤原成行が足利荘を開き、両崖山に天喜2(1054)年築城したのが始まりとされている。

東武伊勢崎線・足利市駅を9時に出発。渡良瀬川に架かる中橋を渡り、橋から勧農城址のある岩井山を望んだ。JR両毛線の踏切を渡り、織姫神社に向かう。229段の階段を登り境内に出た(9:43)。社殿右下から「関東ふれあいの道」が通り、両崖山までこれを行く。石段を上って「もみじ駐車場」に出た。トイレ、水道、飲み物の自販機があった。舗装された登山路を行くと噴水広場を過ぎ、舗装道路が終わり鏡山に着いた(10:15)。木陰に温度計があり29度を指していたが、陽射しは肌を刺し、かつ猛烈に蒸し暑く体力を奪われる。稜線の登山道を登って行くと硯岩を望み、岩稜帯になった。硯岩は、足利城大手口第一の関門の堀切だ。注意して登る。山城の攻め手だったら大変だなと実感する。さらに登ると本丸(山頂)下の腰郭で、あずまやと御嶽講の石碑が建ち並んでいた。そこから、石段を上がると栃木百名山の両崖山山頂で、足利城本丸だ。御嶽神社が祀られている。ここで、ランチタイムとした(10:55〜11:20)。

天狗山に向かう。尾根から少し外れた紫山に寄り進む。天狗山直下で、直登コースと巻き道コースに分かれていたので、ロープの下がる天狗岩通過の直登コースを登る。二等三角点のある天狗山山頂に出ると両崖山の全容が望まれた。山頂の山神社先から岩がちの下りになった。「通七丁目」への道標から展望抜群の「富士見岩」の見晴台に立ち寄った(12:31)。道標に戻り、須永山、観音山を通過して県道に下りた(13:20)。県道を通七丁目から朝通った通二丁目に行き、日本百名城・No15足利氏館の「ばん阿寺」を参拝し、日本最古の学校・足利学校を見学してから、足利市駅に戻った。一杯のビールの幸せを味わったのは言うまでもない。(記 大久保 博)