*写真はクリックすると大きくなります。 　　　　　　那須登山トレッキングコース図　

いつも燻製作りを楽しんでいる仲間からお誘いがあり、8月24日〜26日の予定で、Ｋ氏夫妻、Ｎ氏夫妻と一緒に計６人でセレナ１台に乗り合わせて那須に向かった。休暇村那須に着いたのは11時30分。キャンプ場の受付開始は13時からなので、殺生石園地を見に行く。昭和45年に社員旅行で訪れて以来で九尾の狐伝説のほかは記憶にない。盲蛇石や千体地蔵の奥に注連縄が張られた殺生石があった。狐が成敗されて巨石になってからも人や動物を殺生し続け、玄翁和尚によって打ち砕かれて四散した残りだとか。
休暇村那須キャンプ場は樹林のなかにあり、木陰に幕営できるのできわめて快適。Ｎ氏夫人の指図で燻製やスープカレーなどを作る。呑みかつ喋り、日付が変わるころまで宴が続いたようだが、私は泥酔し、いつ寝たか分からない。

25日は6時起床。いつものようにゆっくり朝食をとり、那須ロープウエーに乗ったのは10時だった。礫混じりのザラザラの道をゆっくり登る。快晴とてすぐ汗が噴き出す。１人遅れて登ったが、とうとう辛抱たまらず17番の標柱のあたりで一本立てさせてもらった。朝日岳が突兀とした頭を覗かせている。風が出て涼しい。すぐ汗がひいた。鳥居を抜けて山頂に着いたのは11時14分。新型コロナにもかかわらず家族連れなど20人ほどが思い思いに休んでいた。三本槍岳や朝日岳、大倉山、南月山などを眺めて昼食とする。雲が出て尾瀬や日光など曾游の山々は同定できなかった。

下山開始は13時24分。お鉢めぐりをしてお釜口から峰の茶屋跡に向けて一気に下る。峰の茶屋避難小屋は風が通り、ゆっくり涼むことができた。雲が湧いてきたので駐車場に向けて急ぎ足で下った。駐車場に戻ったのは14時31分だった。
鹿の湯に一浴し、夕食の準備にかかる。海鮮鍋に豚ロースのソテー、ワカメスープ、中華風野菜サラダで宴を張る。終ったのは22時だった。 最終日は10時16分にキャンプ場を出発し、大沼園地に寄って帰った。大沼に映る逆さ富士（新湯富士）を期待したが、風が出て叶わなかった。
       （記　山本進吾）