高山不動尊と黒山三滝<スケッチ山行>
西吾野駅〜大滝〜高山不動〜関八州見晴台〜黒山三滝〜渋沢平九郎自決の地〜顔振峠〜吾野駅
    
  日程:2020年6月20日(土)   (掲載日:2020年7月10日)

       

大滝は二段に落ちていた

高山不動尊の大イチョウ

高山不動尊への階段

高山不動尊の木像

関八州見晴台より東方

関八州見晴台より長沢背稜

関八州見晴台からの武甲山※

四寸道のキイチゴ

川床は赤いチャートの岩盤

黒山三滝の天狗滝

上段が
雄滝、下段が女滝※

平九郎ぐみ

渋沢平九郎の碑※

顔振峠より薄日

顔振峠の山上集落

 *写真はクリックすると大きくなります。 ※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。 コース図(地理院地図) 


8:25西吾野駅に降り立つと登山者の群れで、コロナウイルスの外出自粛が終わり押し寄せた感じだ。この流れは『大滝・高山不動尊』に向かっている。高畑を示したS字カーブから道標に従って登山道に入り、小川を越え410圏で尾根からそれて大滝を見学した。さらに上流の白滝にも足を延ばしたがわずかな水量だった。
植林地の斜面をジグザグに登り尾根に出て高山不動へと歩いた。その不動尊の前には、高山不動の大イチョウ(樹高37m、幹回り10m)がある。本堂へは急斜面の階段で踏み石の幅が靴の長さより狭く、蹴上が高いので足元が不安定だ。足元だけを見つめて一歩ずつ上った。本堂正面の賽銭箱の脇の木像は相当な年代物だろう。そして左手には檜の鉈彫りの仏様が崇められていた。

11:06グリーンラインを横断して関八州見晴台に出ると大勢が寛いでいる。こっちも一息入れて東を展望する。霞んでいるが目を凝らせば超高層ビル群も確認できる。足元からはこれから越える傘杉峠から物見山を経て日和田山に達する山脈が続く。右手は子の権現から多峯主山、天覧山へと続いている。南西の樹間には端正な姿の蕎麦粒山から長沢背稜だ。
東に下り『四寸道』の道標に従って下り林道に出て570圏の尾根から小道に入り、穏やかに降るとキイチゴの原に出た。さらに進み369m地点へ登り返した。ここには四等三角点標石が在り『越生駒ケ岳』の名板が檜に打たれていた。車道に出て黒山三滝を目指して行くと川床は赤いチャートの岩石だった。

13:35三滝を見学したが、傘杉峠に向かう径は封鎖されていたので顔振峠に向かった。車道脇に『越生町景観樹林』のグミの木がたわわに実をつけ、傍らに『渋沢平九郎自決の地』の碑があり、グミが「平九郎ぐみ」と呼ばれる説明もある。14:55顔振峠にでた。『この峠は昔義経弁慶主従があまり展望のすばらしさに顔を振り振り眺めたので・・・』の碑があった。ここはまさしく奥多摩の山脈の展望台だ。
自宅に帰ってから右ひざの裏がかゆいので、ズボンをまくってみたら長い靴下の切れたところにダニが食い込んでいた。街のダニ共も飢えているだろうが、山のダニも対策が必要だ。(記 冨永 之廣)