梅雨明けに黒斑山に登る
 小諸・前泊〜高峰高原ホテル・車坂峠〜黒斑山〜高峰高原ホテル・車坂峠〜バスタ新宿
    
  日程:2019年7月28日(日)-29日(月)    (掲載日:2019年8月14日)


ホテル前バス停登山口

バス停前の山の神

車坂峠の登山口※

登山開始

表コース

槍ヶ鞘のシェルター

槍ヶ鞘

トーミへ、ざれた急坂

トーミの頭

シャクナゲ

黒斑山

瞬間的な展望・浅間山※

湯ノ平を望む※

車坂峠への分岐

車坂峠のビジターセンター

 *写真はクリックすると大きくなります。 ※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。 K斑山map


(浅間山が8/7夜に噴火して噴火警戒レベル3(気象庁リーフレット)となったので、黒斑山は残念ながら当分入山できなくなった。)
梅雨明けを待って「関東百名山」(山と渓谷社選)の黒斑山(2404m)へ登ってきた。なお、黒斑山周辺は第100回芥川賞受賞作家&医師・南木佳士が『草すべり』や『山行記』で描く舞台の一つである。7月28日、高浜虚子記念館など小諸の市内観光をして宿泊した。

29日、小諸駅からバスで登山口の車坂峠(1973m)の高峰高原ホテル前まで行く。梅雨明けの市街地では陽射しが眩しかったが、バスが九十九折りのチェリーパークラインに入ると辺りはすっかりガスに包まれてしまった。予定時刻より遅れて9時35分にホテル前バス停に到着。バス停前の神社に安全登山を祈り、登山口で登山届を出して、9時40分に表コースを登り始める。階段の登山道を登り、尾根に沿ってアップダウンをしてコースタイム通り槍ヶ鞘に出た。近くに火山シェルターがあった。

一端下り、ざれた急坂を登り、霧の中から賑やかな声が聞こえて来ると11時05分、トーミの頭に着いた。先を急ぐ。直ぐに湯の平への分岐を分け、咲き残った白いシャクナゲを潜り、樹間の根の張る道を黒斑山へ向かって登ると山頂に11時25分、到着した。山頂は家族連れやら何組かの登山者が弁当を広げていた。霧に閉ざされ展望はなく、浅間山方面から雷が頻繁に響いてくる。急いでラーメンを食べている間に一瞬、霧が晴れ浅間山が微かに望めた。それを汐に11時55分、そそくさと荷物をまとめ下山とする。

車坂峠への分岐から中コースを下る。表コースとは違い登山道は抉れて樹間を縫って下っていく。しばらくすると道は平坦になり、2時55分に車坂峠へ戻った。峠にあるビジターセンターを見学して、早めだが高峰高原ホテルの日帰り温泉に入ることにした。これは大正解であった。温泉に入っている間に外は雷が響き渡り、バケツをひっくり返したような雨になったので、バスの発車時間までの3時間、ホテルのラウンジでビールを飲みながら寛いだ。(記 大久保 博)