平成31年総会山行
     
「日本で海岸線から一番遠い地点」を訪ねる 
    
  日程:2019年4月7日(日)-8日(月)   (掲載日:2019年4月25日)


宿・全景※

総会 会長挨拶

総会風景1

総会風景2

宿の前で集合写真

最遠地点へ-丸太橋を渡る※

最遠地点へ-熊嚇し用缶※

最遠地点へ-沢筋を行く※

最遠地点へ-倒木を避けて※

最遠地点へ到着-皆ニコニコ

地元設置の最遠地点看板※

最遠地点で集合写真

青空の下を満足して歩く※

五稜郭にて※

臼田駅で事務局長解散挨拶

 *写真はクリックすると大きくなります。 ※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。日本で海から一番遠い地点(佐久市HP)


平成最後となった総会が、信州小諸郊外の安藤百福センター(正式名称:安藤百福記念自然体験活動指導者養成センター)で開催された。31名の出席の下、すべての議案が承認され、総会初参加の新入会員二人が自己紹介を行った。多くの会員から酒類の提供があり、夕食懇親会・二次会ともに盛会となった。

翌日の総会山行は佐久市東部の榊山中腹にある「日本で海岸線から一番遠い地点」を訪ねることをベースに、山頂まで往復する健脚組と2手に分かれて行動する計画である。すっきりしない空であったが雨の心配はなく、4台の車に分乗して登山口に向かった。広い駐車スペースがあり、支度を整え、健脚組に続いてゆっくり組も林道のゲートをくぐる。しばらくは林道歩きで、大きく左にカーブする辺りに目的まで1.8キロとの表示があった。沢沿いの林道の両側は落葉松が主で、時折ダンコウバイが咲いているものの木々の芽吹きはまだだ。開けた広場のような所から山道となるので一服し、丸太の橋で右岸に渡る。ホウの落ち葉で覆われた所や、ずるずる滑る所などもあり、足元を確かめながら行く。傾斜も増してV字谷のようになってくると倒木が目につく。最後は少し右に曲がって標識のある目的地に到着した。ゲートから1時間半弱であった。

標高1200mのこの地点は、国土地理院の方々によって計算発見された「海岸線から一番遠い地点」ということで、解説の地図を見ると日本海・太平洋両方から等しく最も離れているという。
北緯36度10分36秒 東経138度34分49秒 海岸線までの球面距離は静岡県富士市田子の浦港から114.853km
他に上越市や小田原市、糸魚川市からもほぼ同距離にあるそうだ。わずかに登ると群馬県境。そこを往復し、戻ってきた健脚組と合流し、標識を入れて記念写真を撮る。この写真を佐久市役所へ持っていくと、到達の認定書を発行してもらえるのだ。天気は青空となった。昼食後、慎重に下山した。時間に余裕ができたので、佐久市のもう一つの目玉である「五稜郭」を見学する。臼田駅で認定書を受け取り、三々五々帰路についた。(記:荒井正人、写真:小林 晃)