奥多摩の浅間尾根を歩く  スケッチ山行
    
  日程:2019年2月13日(木)   (掲載日:2019年3月31日)


路傍のお地蔵様※

檜原村滝めぐりマップ※

そば処みちこは兜造り

そば処は閉店していた

対面には湯久保の集落※

松生山からの笹尾根

松生山の三角点と御前山

陣馬尾根の小林家と田倉家

楢の大木の下の石祠

一本松の三角点

サル石※

逆光の笹尾根と松林

御林山の三角点

御林山からの笹尾根

林間に茗荷平の廃屋※

 *写真はクリックすると大きくなります。 ※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。  浅間尾根 地理院地図


7:19武蔵五日市駅から数馬行きのバスに乗り、払沢の滝入口で下車した。車道脇には赤い衣のお地蔵さんが道行く人を見守られている。時坂への道を進むと「檜原村滝めぐりマップ」なる案内板があり、13か所の滝が記されていた。沢を渡ったところから山道に入り、時坂の集落を抜けて時坂峠に出た。そこから西に歩くとまた車道に出て展望が開けた。車道は藤原の部落に降りているので山道に入ると垣根に囲われた“そば処 みちこ”の兜造りの建物があったが、残念なことに平成30年11月25日で閉店になっていた。
       参照:兜造りの建物(Wikipedia)
しかしまあ!よくぞこんな山中で!ただただ感心した。水車小屋もあったのでそば粉を引くために使われたものだろうか。沢状の径から尾根に出た730圏には樅の大木を残して、辺りは伐採され展望が開けたので、対面の尾根通や湯久保の集落を見渡すことができた。浅間尾根の主稜線に出て東にたどると伐採地があり、御前山から派生した陣馬尾根の中腹に重要文化財の小林家や田倉家の住宅が植林地の中に確認できた。

10:26松生山の三角点に触れたが、北の灌木の間から御前山、南は笹尾根の植林地と灌木の襞である。西に引き返し浅間嶺の頂を踏んだが、この後は尾根道をひたすら辿るだけだ。850圏の乢(たわ)には石造りのお宮が、楢の大木の根元にあったが、これが一本松山の三等三角点名が石宮となっている所以であろう。その頂から笹久保に下る破線路は消え失せていた。その先に今度は杉林の中に「藤倉バス停」の道標があるが、トラロープで封鎖され林床は杉の葉で埋め尽くされていた。数馬から藤倉を結ぶ林道を横断し、御林山に登るとここも伐採されて笹尾根を見晴らすことができた。

14:40周遊道路に出てオンバコ平から東に派生した尾根を下ると、左足下に茗荷平の赤い屋根が見えた。1010mで北東に尾根を分けたが、南東に主尾根を下り最後は急下降になって林道に降り藤倉のバス停に向かった。
       『今日もまた唯一人なる客となる バスは下りぬ春まだき谷』  ( 記 冨永之廣 )