八ヶ岳 冬の硫黄岳越え  
    
日程:2019年1月12日(土)〜14日(月)   (掲載日:2019年2月8日)


バス停・八ヶ岳山荘

大同心※

アイスキャンデーの後ろ大同心

赤岩の頭から硫黄岳へ※

硫黄岳山頂※

硫黄山頂から
横岳赤岳を望む※

阿弥陀岳の背後に
南アルプス※

硫黄岳から下り
天狗岳を見る※

夏沢峠から本沢温泉
への下降点※

夏沢峠山びこ荘


本沢温泉

みどり池への分岐

みどり池から天狗岳を望む※

しらびそ小屋

稲子湯

 *写真はクリックすると大きくなります。 ※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。  八ヶ岳 硫黄岳越え地図


1月12日(晴れ)美濃戸口バス停13:00に到着し、登山届を提出、13:10発。雪の少ない林道を行く。美濃戸山荘(14:10〜14:25)は休業中であった。北沢堰堤(〜15:20)を過ぎ、大同心が見え出すと赤岳鉱泉は近い。鉱泉の「アイスキャンデー」の背後に大同心が望める。赤岳鉱泉16:30着(2食付き9000円)。

1月13日(晴れ)赤岳鉱泉7:10発。シラビソの樹林帯の良く踏まれたトレースをジグザグに登っていく。樹林帯が終わると明るく展望が開ける。一端、風に備え身支度を整える。直ぐ上の赤岩の頭(8:40〜8:45)に飛び出ると、強風のパンチをくらう。かじかむ指を気にしながら360度の展望をカメラに収める。頬を射す冷たい風をあびながらひたすら山頂を 目指し、一歩一歩進める。岩峰の基部のトラバース地点を慎重に回り込むと硫黄岳山頂(9:10〜9:20)である。山頂は強風によって雪は少ない。赤岳、阿弥陀岳、南・北・中央アルプス、浅間山等々大展望は見飽きないが、風には敵わない長居は無用だ。

夏沢峠に下山にかかる。火口壁に近づかないようにケルンが設置されている。見通しの良いザレた道を一気に下って行くと夏沢鉱泉からの登山者と度々すれ違う。その度に余裕で道を譲る。夏沢峠の山びこ荘は休業中で、日溜まりで軽く食事を取る(9:55〜10:15)。本沢温泉への道も完璧なトレースがついていた。硫黄の匂いがし出すと本沢温泉の日本最高所野天風呂が足下に見えてくる。本沢温泉(10:55〜11:00)は老若男女のハイカーで賑わっていた。みどり池への分岐(〜11:12)から登りの道になり、ゆっくり足を運ぶ。樹林の中の変化に乏しい緩いアップダウンの繰り返しで飽きた頃、しらびそ小屋のあるみどり池に到着した(12:20〜12:25)。天狗岳の勇姿が青空に映える。林道を幾度か横切り下ってゲートに出る(〜13:30)。車が多い。なおも20分程で秘湯・稲子湯(2食付9870円)である。
1月14日(晴れ)宿の車で松原湖駅に出て、小海線・車窓の展望を楽しむ。(記 大久保 博)