裏岩手半周縦走 小白森・大白森から八瀬森へ
     --- 孫六温泉から松川温泉まで山中1泊2日 --- 参加者:4名
      日程:2017年9月8日(金)〜10日(日)  (掲載日:2017年9月17日)


孫六温泉

小白森 一部紅葉

小白森の湿原

大白森の道標

大白森の湿原

曲崎山頂を過ぎた地点

曲崎山からの下り

笹藪の中を進む

八瀬森山荘

尾根の森を進む

眼下に湿原が見えた

尾根の右端が源太ヶ岳

松川温泉付近の木道

咲いていた花々@

咲いていた花々A

 *写真はクリックすると大きくなる。         裏岩手半周縦走マップ


4人で裏岩手半周縦走をした。深田クラブ・みちのくシリーズで5年前行った小白森・大白森から奧に進み、八瀬森山荘(無人小屋泊)から松川温泉までのコースである。当初予定は、滝ノ上温泉から登り田代岱山荘と八瀬森山荘に泊まる1周縦走としていたが、道路の通行止め、雷雨に遭遇もあり、1泊2日の半周縦走になった。この山系では地名「森」は高層湿原を意味し、湿原を除けば笹藪、森の中の道を歩いた。登山者もいない静かな山旅だった。綺麗な花も色々咲いていたが名前がまるでわからなかった。

孫六温泉に前泊した。混浴露天風呂もあった。女はバスタオルを巻いて入って来るので男のほうが恥ずかしい。5時スタートし大釜の登山口に向かう。熊注意とあり、時々笛も吹きながら登る。急坂を登り尾根に出ると笹藪を切り開いた道で歩き易くなった。鶴の湯分岐で朝食とする。笹藪を刈ってない道に変わり覆い被さる笹をかき分けて進む。小白森、大白森は山の上とは思えない高層湿原で広々とした景色が素晴らしい。紅葉には早いのが残念。9時半に大白森避難小屋でお茶休憩。2015年に修繕された綺麗な小屋だ。玉川ダム方面分岐では道標が倒れていた。また数カ所で道標が熊の爪研ぎのためか倒れていた。分岐以外では方向を間違えることはないだろうが、写真を撮るのに困る。急登を登り曲崎山(1334m)に着く。泊る八瀬森山荘までは小一時間で一安心。15時に八瀬森山荘着、ここも綺麗な小屋だ。我々4名の貸し切りで、ウィスキー・焼酎を飲みながら歓談。ここのトイレは何故か2階にあった。同行者は、真夜中、ネズミが歩くような音を聞いたそうだ。

翌朝も5時過ぎスタート。関東森を経て7時に湯を沸かし朝食。8時半頃、雷鳴が轟き豪雨となったので林の中で停滞する。寒くなったので、雨具の下に長袖シャツを着込んだ。雷が過ぎて再出発。なだらかな登りが続く。関東森分岐で三ツ石湿原経由を断念して大深岳(1514m)方面に進む。ここで今回の山行で初めて登山者と出会った。源太ヶ岳から小岩がゴロゴロする急坂を下り、松川温泉に12時過ぎ到着した。 (記 松井敏夫)