甲州シリーズ 杓子山標高1598m) 
                
日程:2016年11月11(金)〜12日(土)
                  (掲載日 2016年12月11日)

忍野八海*

登山口(ゲート)*


登山口から林道を進む*


峠手前の急坂*

ハンググライダーの離陸場*

後方の円形部が鹿留山*

杓子山頂上の標識*

杓子山頂にて

山頂から富士山を撮影*

山頂から南アルプスを眺望*

 ※写真はクリックすると大きくなります。 *付きは表示写真をクリックで更に拡大 杓子山位置図  杓子山登山ルート図


前泊した忍野八海近くにある民宿「大橋荘」で、いつもながら和気あいあいの宴会は始まった。差し入れのアルコールも多く、 二次会も賑やかに続いた。

朝7時からの朝食をすませ、玄関で一同の記念撮影をする。5台の車に分乗して8時少し前に出発。コンビニで昼食を各自購入し、不動湯の先のゲートに着く。駐車してここから林道状の道を歩く事になる。落葉したカラマツ葉の縞模様も面白い。一塊の赤い葉や黄色の落葉が一面に積っているが、その上を歩く時、音がしない。それは昨夜の小雨で湿っているせいなのだ。南西の空に富士山が大きい。西空に南アルプスの山々を見るが、農鳥岳や間ノ岳なのだろう。こうした林道歩きも楽しいものだ。
標識に従い林道から左上の山道に入ると、ハンググライダーの離陸場に出た。ここが大権首峠(おおざす)峠らしい。正面に富士山が大きく迫力抜群だ。下界の集落や湖も見渡せる。凛とした大気の中を歩く。赤い小花の蕾をつけた小木がある。

急坂を登って11時過ぎに杓子山頂に着く。今日は土曜日のせいか登山者が数人いた。山頂の「天空の鐘」を鳴らす。立派な富士山をはじめ南アルプスや御坂山地、湖や麓の町を見る。昨日登った倉見山や文台山もすぐ北に小さくたたずんでいた。展望に見とれている内に手も凍え寒くなる。そして誰からともなく鹿留(ししどめ)山はカットして往路を下山することになる。皆、今日の眺めに満足気であった。山頂下の急坂を慎重に下り、ハンググライダーの離陸場に着く。そこで運んできたハンググライダーを手際よく組立て、今まさに飛び立たんとしている指導員と生徒の動きに見とれていた。風待ちに時間がかかりそうなので我々はその場を離れた。林道に下りて木漏れ陽の中、晩秋の風情を感じ乍ら皆の待つゲートに着く。

麓の「南朝英霊神」の駐車場で解散式を行い、再会を期して各車に分乗し帰路についた。甲州シリーズは、毎回富士山の立派な姿が魅力だ。今回も世話役のN氏・K氏・Iさんにすっかりお世話になり、ありがとうございました。 (記:伊藤慎一、写真:山本進吾・生明 茂)