胎内くぐり・新山に登る 鳥海山(2236m)
                       日程:2016年8月28日(日)
                     (掲載日 2016年9月6日)

湯ノ台口から鳥海山

河原宿小屋から山頂方面

大雪渓の横を登る

雪渓を渡る

行者岳から海方面を見る

イワギキョウ

七高山の山頂

新山を登り出す

岩場隙間を急降下

再び岩場を登る

新山の山頂

胎内くぐり

胎内くぐりを通り抜けた

新山と千蛇谷の雪渓

七五三掛付近で海を見る

 *写真はクリックすると大きくなります。 拡大写真の上でクリックすると更に拡大する。    鳥海山登山マップ


1週間前の天気予報では曇り時々雨だったが、当日はラッキーにも台風の合間の晴天になった。昔、矢島口から登り七高山で暴風雨となったため新山に登ってなかったのでリベンジでもある。 鳥海山荘を5時発で湯ノ台口(標高1250m)まで送ってもらう。道路は舗装されていて快適だ。

5:30スタート。6:45に7合目の閉鎖中の河原宿小屋に着く。大雪渓の横を登っていき、途中ロープがある箇所で雪渓を横断する。 薊坂の急坂を30分登り、9:05伏拝岳着。ここから外輪山の尾根で梯子もある険しい道だ。行者岳から御室の神社・山頂小屋が見えたが、直接下る道は閉鎖されていた。御室に下る道の分岐にザックを置き空身で七高山まで往復する。9:50七高山着、一等三角点も確認できた。御室に下る道は岩場で急坂だ。御室の手前で新山に登る道が分岐していたが、まずは御室で昼食休憩にする。

10:45空身で新山を右回りに登り出す。新山は巨岩だらけで、登山道とは思えないがペンキを辿るとなんとか登れる。岩場の狭い隙間を急降下し、再び岩場を登ると新山山頂だった。周回ルート方向に下山すると、「胎内くぐり」とペンキされた狭い洞窟を潜り抜ける。中に祠があった。この先も岩場の急坂が続き、岩の上を渡って下って行くので要注意である。御室に戻ったが、新山登頂に思ったより時間を要した。

11:45御室から象潟口(鉾立)へ下山開始。本日は山の店モンベルの「鳥海山 SEA TO SUMMIT」が開催されていて参加者が鉾立から続々登ってくる。途中数ヶ所でモンベル関係者が案内のため常駐しているので登山道は賑やかだ。下りでは左膝が痛んで速度が上がらない。 13:15七五三掛着。下山する登山者とモンベル参加者にどんどん抜かれて情けない。用意した1.5リットルの水もなくなり、14:20御浜小屋で水を買おうとしたらペットボトルは売り切れていて、小屋の人が麦茶を直売りしてくれた。16:00鉾立に予定より2時間遅れて下山できた。翌日は月山に羽黒山側8合目から登ったが、迷走した台風10号の強風が吹き、10分歩いた弥陀ヶ原で引き返すしかなかった。(記 松井敏夫)