スペイン最高峰テイデ山3,718m
  
              日程:2016年5月19日(木)〜27日(金)
                 (掲載日 2016年7月4日)

エキウムの群生地


エキウム 小さな花が
集まっている

テネリフェ島のホテル
リゾート気分満点!

テイデ山頂にて
無風快晴

テイデ国立公園内
テイデ山を望む

ゴメラ島の町中
付近は世界遺産

大木に生えた
奇妙なキノコ

ロケ・デ・ロス・ムチャチョスの天文台

天文台上部を
トレッキング

さらばテイデ山 !!
機上より撮影

 *写真はクリックすると大きくなります。       カナリア諸島位置図 


テイデ山はカナリヤ諸島の テネリフェ島にあり、利尻岳のように遠方から見ると海上に円錐形でそそり立っている。カナリア諸島はスペイン本土より南西へ1,100km、 マドリッドから空路3時間程で、私達が訪れたテネリフェ島、ゴメラ島、ラ・パルマ島の他4島の7島からなっている。ローマ人が初めてこの島に上陸したとき、アザラシ(ラテン語で「海の犬」を意味する。)が沢山いたので Insula Canaria (犬の島)と呼んだ。鳥のカナリアもここが原産地です。

テイデ山の登山口は標高2,350mにあり、普通は3,250mにあるアルタビスタ小屋に一泊して、早朝、山頂を目指す。登山口から小屋まで 4〜5時間、小屋から山頂は3〜4時間の距離である。本隊はこのコースをたどり、私はゴンドラ利用で山頂に到達した。ゴンドラの山頂駅 (3,500m)には、一般観光客も多く、サンダル履きとか気楽なスタイルの人もいた。これから上は入山許可証が必要で(許可証は1ケ月前に申請が必要有)門番にパスポートと共に提示してゲートをくぐる。標高差約200mの急坂を登る。山頂直下は硫黄の臭いや水蒸気を吐き出している。50分程で山頂に着く。無風快晴コバルトの空の下、雲海(テイデ山は周囲が海なので、絶えず雲海が湧き大体2,000m付近まで、雲に覆われていることが多い。)と海の上にはるかに浮かぶゴメラ島等の眺望を楽しんだ。

その翌日からは、全員でゴメラ島の世界遺産ガラボナイ国立公園、ラ・パルマ島のカルデラ・デ・タブリエンテ国立公園内にある世界各国 (14ヶ国)の天文台が集まっているロケ・デ・ロス・ムチャチョスをトレッキングした。それぞれの異なる島の自然を体感し、9日間の旅を終えた。今年はエキウム(ムラサキ科の固有種)の当たり年とのことで各所にみられた、その他の花も百近く、満開でベストシーズンに 出会えて良かった。

「大西洋のハワイ」と呼ばれるだけに、島はリゾート気分が溢れている。町は14世紀からの建物とか世界遺産の地域もあり落ち着いた雰囲気である。山間部はのどかなスペインの田舎そのものだった。日本から飛行機を乗り継いで約24時間もかかるが、来てみると、 のんびり、ゆっくり、リラックスできる場所である。(記: 三井 吉由江)

     
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