奥多摩の鋭峰に登る 蕎麦粒山(1473m)
                       日程:2016年5月23(月)
                     (掲載日 2016年6月7日)

有間峠の標識

蕎麦粒山登山口指導標

鉄塔から北 武甲山方面

県境分岐オハヤシノ頭

正面が蕎麦粒山、桂谷ノ頭にて

縦走路のつつじ

つつじと川乗山

登り返しがきつい道

蕎麦粒山頂 露岩が少々

日向沢の峰山頂

正面は三ドッケ方面

蕎麦粒山

石尾根から左 御前山

白八汐が咲いていた

日向沢の峰からの展望図

 *写真はクリックすると大きくなります。 拡大写真の上でクリックすると更に拡大する。    蕎麦粒山 地図


新緑も過ぎ、つつじが咲く季節、埼玉県との境をなす奥多摩で鋭く聳えて見える蕎麦粒山(そばつぶやま)に4人で登った。登山口は飯能駅から32km、山深い有間山群の林道(18km)を利用して標高1120mの有間峠に着いた。既に車が5、6台置いてあった。

五月晴れのもと、登山口からの急登を避け、尾根越の鉄塔近くまで、未舗装の林道を利用した。鉄塔からは武甲山が正面に鎮座していた。 尾根道は緩やかで県境のオハヤシの頭(縦走路分岐点)に着いた。広い防火林帯の気持ち良い道を進み桂谷ノ頭に着いた。其処からは蕎麦粒山が鞍部を隔てて真直ぐ聳えて見える。30分踏ん張りやっと山頂に辿り着いた。先客数人、川乗谷の林道から急坂を数時間掛けて登って来たそうで、更に三ドッケ山から日原まで
8km3時間程歩くという元気な中老年組だった。山頂からの眺めは、八汐つつじを背景に川乗山方面だけであった。

昼食後分岐点まで戻り、更に20分日向沢の峰(うらと言う)まで足を延ばした。小さな岩頭に立つと蕎麦粒山から左へ三ドッケ、遠く霞んで見える芋ノ木ドッケから雲取山と、高い尾根を連ねて七ッ石山と鷹の巣山から石尾根まで、その向こうに御前山が厳然と見えた。 (日向沢の峰からの展望図 参照)
帰りは鉄塔まで早かったが尾根つたいに仁田山(1211m)経由のコースは、登山口まで登り返しが有り時間は倍掛かった。峠に着くともう我々の車だけであった。気持ち良い山行を胸に、林道を慎重に下って無事飯能駅に着いた。  ( 記 青木 広茂 )