バルト三国の最高峰と国立公園トレッキング
                日程:2015年5月20(水)〜29日(金)
                       
 (掲載日 2015年6月22日)

リトアニア最高峰オークトヤヌス

ラトビア最高峰ガイジンカルス

ガイジンカルスよりの展望

エストニア最高峰ムナマギ

ムナマギよりの展望

リトアニア・ズキア国立公園

裸足のトレッキング

杉原領事の執務室

世界遺産の街・タリン

 *写真はクリックすると大きくなります。   バルト三国の位置と地図   同詳細地図


JACで5月20〜29日上記ツァーに行って来た。三国はバルト海の東岸に南北に並ぶ 3つの国を指し、北から順に、エストニア、ラトビア、リトアニアである。北は海を隔てフィンランドと西はポーランド、東はロシアと接 している。歴史的には第二次世界大戦後はソ連に併合され、1991年にソ連崩壊のあと独立し、現在はEUの加盟国である。

リトアニア最高峰のオークトヤス(292m)は、車道から500m程歩いた小高い丘にある。頂上には標識と木組みの展望櫓があり、この国の 最高点である事を示している。ラトビアの最高峰、ガイジンカルス(312m)はスキー場脇の階段を50m程上った所にあり、特に標識等は なかった。エストニアのムナマギ(316m)には30mの灯台のような展望塔が立っており、そこからの景色は360度で、周りの深い森、点在 する湖沼等が展望でき、三つの中で、一番最高所らしい雰囲気であった。

三か所とも登るのは簡単だったが、いずれも主要道路からかなり離れた場所にあり、行き着くまではかなり時間を要した。そのために 「ヨーロッパの田舎」と言われる地域の更に田舎の道は、中世あるいはもっと以前のような風景であった。春の萌の木々(リンゴ、 ライラック、トチ)が満開で、牧場は菜の花と、タンポポがあちこち絨毯のように黄色に染めていた。

このほか5ヶ所の国立公園に行ったが、いずれも、良く手入れされていた。深い森、湖、湿地帯、海岸等それぞれに変化に富んでいた。 ラトビアのキュメリ国立公園の近くでは裸足のトレッキング(2.5kmに、小石、ガラス、浅い水たまり、松ぼっくり等々さまざまな道) を楽しんだ。また、リトアニアのカウナスでは「命のビザ」で6,000人のユダヤ人を助けたという杉原領事の館、エストニアでは 世界遺産の街・タリンを訪問した。
  ( 三井吉由江 記 )