屋久島・原生自然が残る「花山歩道」 を歩く        
                
 日程:2013年11月23日(土)〜25日(月)
                              (掲載日 2014年1月25日)

苔むす森*

縄文杉*

宮之浦岳 at平石*

永田岳 at鞍部水場*

永田岳からの眺望*

花山歩道その1

花山歩道その2

花山広場*

花山歩道*

花山歩道その5

 ※ 写真はクリックすると大きくなります。 *付きは拡大写真をクリックで更に拡大(size:2592×1944) 


屋久島世界自然遺産地域のうち花山歩道の南側地域が、自然環境保全法の「原生自然環境保全地域」(全国で5地域指定)である。11月下旬に2人で白谷雲水峡から入り花山歩道まで通り抜けた。  <参考>屋久島行程図    <参考>花山歩道の説明

1日目、羽田発、鹿児島経由で屋久島空港へ。天気は快晴、白谷雲水峡ゲートを10:20発。苔むす森(以前は「もののけ姫の森」と呼んだ。)、辻峠、楠川別れ、軌道敷、ウィルソン株、大王杉を経て、15:40縄文杉に到着。展望デッキには誰もおらず静寂の時間を得た。8月に建替えられた高塚小屋は宿泊9名で、持参のテントは無用だった。夜は零下近くに冷え、服を全部着込んでも寒かった。

2日目快晴、8:00発。新高塚小屋と平石の手前でヤクシカと遭遇したが人を全く畏れて無い。焼野三叉路から宮之浦岳を往復する。前々日に降った雪が凍結し危なかった。360度の大パノラマ<写真>に満足。永田岳に向かう。山頂直下から巨岩をよじ登ると、遠く雲海を下に見て素晴らしい眺めだった。16:30鹿之沢小屋に到着、宿泊は我々だけだった。夜に天気予報どおり風雨になった。屋久島で雨に降られるのは当たり前か !?

3日目雨、昼から曇り、7:30発。ガスで煙って暗い花山歩道は神秘な雰囲気に満ちていた。視界が悪く道も不明瞭なため慎重に歩く。昼なお暗い森が一層暗く、道を確認するためピンクテープを探した箇所が幾つもあった。大石展望台、ハリギリの大木、花山広場と進み、焼峰を過ぎても、溝や岩だらけの急坂が続いて気を抜けない。鬱蒼とした森の中、湿った落ち葉の山道は山蛭が多いらしい。(下山後、靴に茶褐色の奴を1匹発見!)12:50花山歩道入口に着き、大川林道を下る。携帯が微かに立ったのでタクシーを呼ぶと、林道の途中まで迎えに来てくれた。大川の滝を見物した後、空港前の宿で入浴してから搭乗した。(松井敏夫 記)
  屋久島山行の写真(73枚)を 掲載中   [NIKON IMAGE SPACE 閲覧方法]