マダガスカルは不思議な島でした
              日時 2012年10月2〜13日
                          (掲載日: 2012.12.06)

NO.1  バオバブの木

NO.2  バネ・ド・パップ

NO.3 棚田

NO.4  登山A

NO.5  登山B

NO.6 登山C

No.7 動物A

NO.8  動物B


  :*写真はクリックすると大きくなります。
 
  2012年10月2〜13日、マダガスカル第二の高峰ピック・ボビー(2,658)登頂ツァーに行ってきた。それは、国立公園の中にあり、珍しい形をした岩山が連なっている中の一番高い山である。特別難しいことも無く岩の間につけられて道をたどると山頂である。ただ乾期の終わりの時期だったので、カラカラに乾燥していて、陽射が強く体感温度が40度位あり、暑さには閉口した。
   世界第4の大きさの島で日本の約1.6倍の広さ。人口は2〜3千万人とも言われているが、文盲が多く正しい数字は分からない。祖先はアジアからやって来た。

  マダガスカルは、アフリカ大陸の南東部に近接した島国であるが、人種的にも、文化的にも、アジア的要素の濃厚な国なのである。主食は米である。至る所に美しい棚田があり、田植えをする人々の姿はアジアそのものだった。全く人間のいない動物と植物の楽園であったが、人間が1500年ほど前にマレー・ポリネシアから海を渡ってやって来た。マダガスカル人自身の意識も自国がアフリカの一部だという自覚は薄く、彼らの関心はもっぱらインド洋からアジアの方に向けられている。マダガスカル語はマレー語と同系列である。

  マダガスカルは奇妙な動物・固有の植物等多くあり、観光には適しているように思えるが、いまだにすべてが遅れている。大きな街を出ると、電気・水道も無く、昔ながらの原始生活である。唯一の舗装道路サザンクロス街道ぞいには、草の屋根に小枝を立て掛けたような、簡単な家があり、村がある。

   我々のバスが休憩で停車すると、どこからともなく大勢の子供や大人達が物乞いに群がってくる。しかし子供等の表情は極めて明るく無邪気で、キラキラした目はとても愛らしかった。島国のせいか、人々はのんびりとしていて、陽気で明るく、人懐こい。貧しいのに、それを楽しんでいるような、ゆったりとした気風は、ストレスの多い日本の日常とは100年もかけ離れた遠い世界で、昔の田舎を見るような、タイムスリップした日々でした。
  下記に沢山写真UPしてあります、ご興味がある方はクリックしてご覧ください。(三井吉由江 記)

<写真の掲載ページ>

https://picasaweb.google.com/MTKIYOE/vwwiiJ?authkey=Gv1sRgCJeK_MfutrSrpwE